« 文章の中に森や川そして音楽の存在を感じる本  高木啓吾 | メイン

2020年3月13日 (金)

青の炎 木村

青の炎(ミステリー小説) 貴志祐介


今までミステリー小説を読んできた中で一番好きになったかもしれない本。

青の炎 (角川文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4041979064/ref=cm_sw_r_cp_api_i_CATAEb78318EX


これまでは主に東野圭吾さんの小説を読んでいたのですが、貴志祐介さんのこの小説が主人公が高校生ということもあり、自分達寄りで感情移入しやすく読みやすかった。


小説を読んだ後、嵐の二宮和也さん主演で映画化されていることを知った。(未視聴)


ネタバレになってしまうのであまり内容については書けませんが、主人公の○○実行シーンとラストの書き方が好きで、
特にラスト、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、読み手の想像でどっちにも変わってしまうような表現が自分は好きだった。


物語の進み方、前半の伏線回収などがわかりやすく、伏線となりそうなものを見つけるのも面白そう。


この作品を読んで、親と子という関係性について考えさせられた。
現在問題になっているDV、虐待といったものが大きく取り上げられている作品で、子目線の考えがどのようなものなのか、親と子という関係によって問題が複雑化することなど、現在解決しなければならない問題がリアルに描かれていたこと。
親じゃなければ...といった気持ちがよく感じられたことなど、
前にも書いたが、感情移入しやすいことがよりこの問題について考えさせられる要因になったと思う。

これから就職後などに人間関係の問題が出てくるかもしれないが、自分の考えをしっかり持ち、誰とでも平等に接することができるような人になりたい。
文章表現の仕方など、取り入れられる部分は取り入れて今後の論文制作などに役立てていきたい。


ミステリー小説は好き嫌いがはっきりとして、読まない人は一生読まないといった印象があるので是非一度読んでみてほしい。

『おすすめの読み方』
1日20〜50ページずつ読むページ数を設定し、ドラマのような、1話ずつ進んでいく感じで読むのが読みやすいと思う。

コメント

コメントを投稿