20181218
担当:村井
12月18日のゼミにて卒業制作発表会を終えてのディスカッションをしました。3年生はそれぞれのプロジェクトの話をしました。来週のゼミは月曜授業のためお休みです。
コラム:
この場を借りて改めて先輩方、卒業制作お疲れ様でした。藤田研の先輩方はひとりひとり自分なりに考えたテーマに沿ってかなりの時間をかけて制作に取り組んでいたと思います。こだわりをもって作品の内容の密度を高めて、完成という山場を乗り越えた点についてはゼミ中にも言いましたが他の研究室に勝っていると感じたのでその事を誇って卒制展に望んでほしいと思います。まだ展示会まで時間はありますが、ブラッシュアップもしなければいけないといけないと思うので気をまた引き締めて頑張ってください。応援してます。
卒研発表が終わりました。制作は辛いですが、充実した毎日とみんなの談笑と制作の過程が楽しかったです。
発表した感想:緊張しました。3分内に発表が終わらなかったこと、とても残念でした。でも制作の手伝いの後輩たちは感謝します。今後の卒展に頑張ります。先生たちされた質問は全て答えできませんでしたがその質問を自分が納得まで、考えます。
された質問:1、建物の形が周辺の敷地とあっていると思ったところ?
ー この建物は村の中心部に作りました。そして人々はどこでも出入りことができます。また、交通量一番多いの道に沿っているから外部の人にも利用しやすいとお思います。
2、中国の文化と形態の関係性、今までの中国の建築物とどう違うか?
ー 中国の文化は昔から赤が吉と考えています。この建物の柱は赤い柱をイメージしました。違うところは幼稚園、カフェ、工場の組み合わせがないと思います。また、中国の村にはもともと無機質な形と違い形で作られた建物は斬新だと思います。
3、踊っている姿が建物の周辺から見えないかもしれない?
ー 建物の天井までの高さは5mがあるから、敷地中いる人は全て視線が通れます。天気が良い時建物の外側にも使えます。
しゅ
発表会までの制作期間は本当に寝る暇もありませんでした。特に2ヶ月前からはバイトがあっても終わったら学校、土日も朝から学校、お風呂だけ入って学校と大学生活の中で1番学校にいた気がします。笑
作品制作に取り掛かる中で、辛かったことは、本当にこの提案が良いものなのかと言う疑問や焦りと言った気持ちが常にあり、前に進みたくても思うように進めないこと。やっとこれだ!と思った案を提示できても、更にその上の課題を先生に指摘され、机の上で何度も何度も考えを直しました。その結果、提案としての筋が見え、社会問題に対して答えようとしている作品にできたのではないかと思います。
発表会では、先生方から良いお言葉を頂いたり、発表を聞いてくれていた後輩や友人からも良い印象で、本当に頑張り続けて良かったと思いました。
藤田先生の言葉を引用させて頂くと、卒業制作という1つの山に登り切れたと私は思います。
しかし、この山に登り切れたのは、私だけの力では無く同じように一緒に苦しみながら登った周りの友人達や後ろから支えてくれた後輩達がいたからです。また、登り方のヒントを教えて下さった先生と先輩方がいました。
色んな人達への感謝を忘れずに、この卒業制作での経験や成長を生かして、次の山に挑んでいきたいです。
以上が自身に対しての振り返りで、もう一つ、発表会全体に対しての振り返りがあります。
デザイン学科には、3つのコースがあり、それぞれやっている事が全く違うため、先ほどで言う、山の設定は違ってきてしまいます。しかし、努力している人は努力したんだなと思うし、そうじゃないと感じる人はもっと頑張れたんじゃないかと思ってしまいます。
頑張ったかなどの主観的な評価で判断することはあまり良くないことかもしれません。けれど、つい、作品にかける気持ちの熱量やそれに比例する制作期間などにとても差を感じてしまいました。
「合格」するための卒業制作と割り切ってしまえばいいのでしょうか。私は「合格」以上に卒業制作での取り組みが自分の自信や成長に繋がっていることが大切だと思います。
質疑応答についてのまとめ
川島先生
- 力が入っているし、それだけエネルギーがかかった学生らしい良い作品。目のつけどころも良かった。
- 京都だから格子を使ったことはいい。けれど、この地域は数寄屋風の家が多い。そのことともう少し関連づけれたら良かった。
- 2階のプロポーションの修正をしたほうが良い。
丸山さん
- 問題設定から、その解決の仕方がすばらしい。
- 古い建物と新しい建物を壊すのか改築するのか、どう更新し、建てるべきなのか。さらに考察したことがあれば答えてほしい。
- 新しい建物(メーカー的建築)という京都らしくない風景に対して、これからどうアプローチをするのか
清水
卒業制作期間中は睡眠時間を削って制作に取り組みました。提案をなんども練り直したりシステムについて調べたり、考えていくうちに知識が知識として自分のものになったと感じています。これまでの課題でも徹夜や寝ずに作業することは何度もありましたが、これまで経験したことがないくらい体力的にも精神的にも大変だったと思います。私はお手伝いしてくれる人の手もあまりない中進めていく中で終わるのか不安になったことも何回もありましたが、こうして乗り越えてこられたのは一緒に頑張ってきた仲間や指導してくださった先生がいたからだと思います。
発表は3分間に収めることができましたが質問にうまく答えられなかったことが悔しいです。制作時や発表会当日に感じていた各コース、各研究室の努力や熱量のギャップに対するモヤモヤもありました。しかし、発表会から今日までいろんな人とそのことについて話をするうちに人それぞれのゴール地点は違っていて、そのゴールまでに得たいものも人それぞれなのだと思いました。自分自信が成長できるようにゴールまでに得たいことや、ゴール地点を決めていくことがこれからの人生でも大切になってくることだと思います。
今からは卒業制作展に向けてブラッシュアップしていきます。そして、卒業制作展委員の副リーダーとしてみんなをまとめていけるように頑張ります。
質疑応答 まとめ
丸山さん
- 読み解くと面白い。
- 長い年月をかけながら丁寧に作るのが良い。
- リノベーションにあたってのデザインコンセプトを建築に使う時にどのように使っているのか。カーボンなど糸のような形状で構造体として使っている事例もある。
川島先生
- 段階をふむからこそできることは何か。
元田
卒業制作の制作期間を振り返って、学ぶことや感じることがたくさんありました。まだまだもっとうまくやれたというところも多々ありますが、4年間で一番真剣に一番いろんなことを自分なりにやりくりできた期間だったと思います。家族とは何か、人と人とのつながり方、さんぽ道を建築や拠点に取り込むことなど4年間で見えてきた自分が大切にしたいことや思い描く風景を詰め込むことができたと思います。エリアリノベーションというものに取り組むのは初めてのことで、今までの課題に比べ規模も格別に大きく、どう解いていったらいいのか、これは答えになっているのか、本当に作りながら暗闇を走り続けている気分でしたが、心折れずにやりきれてよかったと思います。
制作期間中、自分の家族にも大きな変化があって、制作と家族の時間とどちらも大切で、本当に悩み、苦しかったりもしましたが、ゼミのみんなや先生、後輩、大切な家族、たくさんの人に助けてもらったからやりきれたと思います。感謝がつきません。発表も、3分になんて絶対収められないと思ったけど、みんなが支えてくれて形にできたものをちゃんと伝わるものにするんだと思えたから頑張れました。乗り越えたことも、感じたり学んだりしたことも全部があって成長できたのではないかと思います。
質疑応答のまとめ
丸山さん
- まちと建築についてしっかりと解けている
- 個々の居住スペースと庭の関係をもう少ししっかり考えられるとなおよい
三寺先生
- まちづくりに関して、一部世代のみが集まるというのはあまりよくないのでもう少し違う世代が集まることも考えてはどうか
川島先生
- 血縁でない家族の暮らしなので一つの家を分けるというものだけでないほうが良いのではないか
山本
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