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2019年12月

2019年12月17日 (火)

20191217 コラム

  1. 今回ベトナムの建築家を紹介します。

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    ヴォ・チョン・ギア(Vo Trong Nghia)

    1976年ベトナム生まれ。ベトナム政府公認建築家。1996年に日本政府奨学金を得て来日、高等専門学校から大学院まで日本で学び、建築家・内藤廣氏に師事。2006年、ベトナムに戻りホーチミン市に自身の事務所ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツを設立。現在スタッフは総勢60名を越える。事務所設立当初より、竹構造の建築を研究し、素材の処理から施工方法までを網羅するアプローチが国内外で高く評価される。以降、「人間と自然をつなげる建築」をテーマに、自然素材の活用や緑化建築などを自身のプロジェクトを通して推進。また、近年は緑化だけでなく自然災害や熱環境など都市環境の改善にも取り組んでいる。

  2. Vo Trong Nghia の作品
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    建物の形状としては、住宅の各棟を大きなツリーポット[鉢]のようにデザインしています。コンクリート造ですが、竹の型枠[固める前の液状のコンクリートを流し込む型のこと

  4. 屋根の緑を町のみんなの庭 HOAN HOUSE (2015)

     

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    こちらも住宅です。これは、周辺の背景規定で勾配屋根がが要求されたため、屋
  5. 根の上に緑を植えました
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  7. 農場のような幼稚園」というコンセプトでつくられた、ベトナムの幼稚園「Farming Kindergarten」。
  8.   

     

     

20191217

通常通りゼミを行いました。12/24,1/7 ゼミなし、1/14 3年生のみゼミ、1/21 全体ゼミ(4年生完成物チェック)です。


プレゼンボードのレイアウト案を提示しました。

A1×3枚で考えていましたが、アンケートへのコメントをふまえて、A0×4枚で製作することにしました。平面図や断面図、パース図、模型写真などを駆使して、老々介護者の活動が見えるようにしたいと思います。模型では、2階部分が現れる部分の断面模型を、スケール1/50 or 1/100で各拠点1つずつ製作できればと考えています。また、周辺模型の屋根部分を色分けし、拠点の活動内容の分け方を明示します。

弓場


プレボのレイアウト案を提示してご指摘をいただきました。

修正点として

・パネルを3枚にすること

・平面図を2枚載せること

・レイアウトの再配置

模型の手直しは

・車と人の追加配置

・スチレンボードに配色をする

・車路に柵をつける

村井


今週はプレボのレイアウト案の提出でしたが、自分はその前に論文のブラッシュアップが先決であるとご指摘を受けました。改良点は以下の通りです。

・訪問調査をした(エンゼル幼稚園の他)2園の調査結果を記載する。

・結論をタイトルや目的に沿わせもっと明確にする。

・謝辞をつける。

・写真等を用いて分かりやすくする。

そして卒制展では論文とプレボだけでなく、もう一つ演出を加えることを改善してまいります。今のところはスライドを見せて各々の教育法を視覚的に説明することを考えていますが、可能であれば教具(モンテッソーリ)などを置いて体験してもらうのもいいなと考えております。

橋本

2019年12月11日 (水)

20191211

卒研発表会が終わりました。次回ゼミは12/17です。


質疑応答

  • 川島先生

Q. 山間部である敷地の地形学的な特徴は?

A. 計画敷地自体にも緩やかな勾配を含み、それが日常的な運動強度の向上としてプラスに働く。

― 対策していた通りの返答ができた。

  • 三寺先生

Q. 建築デザインはどのように老老介護問題の緩和につながっているのか?そのポイントは?

A. 連続性を活かして歩行を促すことがポイントになっている。

― 要介護度の改善や健康水準の向上などの、歩行を促すことによる結果も返答すべきだった。ディテールを持ち出して説明できればよかった。

  • 玉野先生

Q. なぜ屋根が変化しているのか?

A. 二階部分のスペースが生まれることと、外に向けて開くことにつながるから。

― 二階部分の具体的な機能や活動の内容を加えて説明できれば、より分かりやすくなった。

  • 西尾先生

Q. 屋根の勾配が変わっていくことはボケ防止に役立つのでは(コメント)。それを考慮していた?

A. 考慮はしていない。勾配間で見える景色が変化するので、つながる可能性はあるかもしれない。

― 考えていなかったことだったが、形態から予想して返答できた。予想でなく、事前に調べて考慮できていればよかった。

波間の休息 パワーポイント.pptx

弓場


無事、合格をいただきホッとしております。来週は卒制展に向けてのプレボレイアウト案を提示いたします。(以下、発表にて質問されたこと、その返答を明記します。)

[玉野先生からの質問]3つの教育法に絞った中で、なぜヨコミネ式教育法を選んだのか。

[返答]海外で提唱された教育法と日本で提唱された教育法を比較したかったから。ヨコミネ式教育法は「経験主義と系統主義」という形で教育法を分類した場合、「系統主義」になり、現代の日本の幼児教育の傾向にそぐわないながらも、認知度は高まり導入園は増加してきているから。(パワポで示せていない「経験主義と系統主義」の話を出してしまい、なかなか伝わっていなかったと思います。)

[西尾先生からの質問]その3つの教育法を使ったそれぞれの保育施設の内部空間をこれからどのようにしていきたいのか。

[返答]

シュタイナー教育法は、家具やカーテンなどの内装の配色を全て刺激を与えないような淡い色に設定するという方針があり、それに即した空間にする。

モンテッソーリ教育法は、子どもたちの自分のタイミングで自由に行う教具を用いた活動が多いため、それぞれの活動がしやすいような小さなブースのような空間が必要。

ヨコミネ式教育法は、身体を使った運動系の活動が多いため、のびのびと活動できるような広い空間が求められる。

(発表のまとめの部分で発言すべきところだったと思うので、この質問はありがたかったです。しかしし、さらに具体的な内部空間の例を挙げられればよかったと思います。

橋本


質疑応答について(発表会にて先生方に質問されたこと)

川島先生

Q モビリティサービスが変化していく中でこの建築はどうなる?

A タバコを吸う人と吸わない人がいるように車に乗るライフスタイルをもった方に向けてこの建築は生まれ変わると思います。

→普通に趣味嗜好を持って車を乗る人に向けた建築になるとわかりやすく伝えればよかった。

三寺先生

Q 金沢の街に対してこの建築はどう影響していくのか?また渋滞が問題になっていることについて

A 90m近くある建築はこの街のシンボルになると思います。人と車がこの建築に集まることである程度の渋滞は緩和されると思います。

→質問の趣旨が違った上、周りの敷地の情報をもっと探る必要があると感じた。減らすのではなく駐車場を増やしているのでそこが渋滞の解決に繋がっている訳ではないので今回の提案では渋滞問題を踏まえた建築ではないと伝えるべきだと思った。

玉野先生

Q なぜアクリルの模型にしたのか?

A 今回の提案で主に構造体をアクリルで作りましたが、人と車には色がついています。その人と車が交わり色々な色になることでこの建築が色づくことを表現したかったからです。

→あらかじめ来るであろう質問だったのでこの質疑応答に関しては反省点はないです。

西尾先生

(感想)三寺先生の言う通り金沢にふさわしい建築かどうかはわからないけどとてもかっこいいと思う。ドイツにも車を見せる駐車場があるけどそれと同じくらい未来的だ。

→かっこいいと言っていただけたのはありがたかったですが、やはり金沢の街との繋がりが弱く感じたのでもう少しそこを詰めていければと思いました。

村井


質疑応答について

川島先生

Q 自分だったら海部分にあるコテージに泊まりたいし、そちらのほうが魅力があるので海部分のデッキはもう少し伸ばしたほうが良いのでは?

A 藤田先生の指導でもそのような提案はあったが、3つのエリアの特徴を味わってもらうために平均的な数でコテージを配置した。

自分としては指摘の質問だと思って焦ってしまったが、藤田先生にも指導していただいたときに似たような回答をしたためそつなく返答できたと思います。だが、やはりもう少し、夕日との関連のある場所にコテージを増やすべきだと思いました。

玉野先生

Q この場で家族でBBQなどのアウトドアはできるのか

A もともと浜辺なので、いつも行っていたような行事は行えます

Q 浜辺はどこの管轄

A 調べは甘いがこの付近には野積地域の自然環境保護などがあり、寺泊地区の管轄だと思います

予想外の質問が来て、回答に詰まったが、周辺環境なども少し調べておいたことにより回答ができた。

西尾先生

コメント このような形式の宿泊施設は海外(タイetc.)にあるが、これはこの土地にあったもので良いと思う。だが、虫などがたくさん来たりします。

A ありがとうございます。次回までに考えます

褒められているようで嬉しかったです。だが、そういった外的環境の対策も考えるべきだと思いました。

全体としては、思った以上に突っ込まれた質問や指摘などが少なく自分の中ではびっくりしました。返答もうまく返せてたりちゃんと話せていたので良かったです。

須田