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2016年11月25日 (金)

Staff 平成25(2013)年度

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荒川 誠 Makoto Arakawa





高専キャンパスにおける利用者の生活実態と意識評価
-憩いの場に着目した岐阜高専キャンパスにおけるケーススタディ-


*研究目的*
岐阜高専において学生・教職員の生活環境の質的向上が求められているが、その前提となる利用者の生活実態・意識評価に関しては十分に明らかにされていない。本研究では岐阜高専における利用者の生活実態・意識評価を明らかにし、今後の高専キャンパスにおける憩いの場のあり方に関する知見を得ることを目的とする。
*研究方法*
調査は岐阜高専キャンパス利用者に対して2回のアンケートを実施し、利用者の主要な滞在場所として、伊吹と図書館で各2回、各教室において1回の行動観察を行った。
*まとめ*
現在、岐阜高専キャンパスにおいては利用頻度の高い滞在場所と各教室のアクセスしやすさに差が生じている。学年によって利用場所や1日の生活が変化するため、「集いの場」をキャンパス中央へ集約、「安らいの場」を各学年の教室付近へ点在させるなど、憩いの場と教室との配置関係を十分に考慮する必要がある。
(文責:堀口智哉)

c0028578_17581046.jpg武田 恭典 Yasunori Takeda





岐阜高専キャンパスにおける食堂・購買及び図書館の活動実態

*研究目的*
高等専門学校において利用者の生活の質を高めるには憩いの場の環境整備が必要となる。本研究は岐阜高専の食堂・購買および図書館における現状問題を明らかにし、機能の整理をすることで岐阜高専における食堂・購買および図書館の在り方を検討することを目的とする。
*研究方法*
調査は岐阜高専の全学生に対して1回のアンケートを実施し、食堂・購買と図書館で各2回行動観察を行った。
*まとめ*
①食堂は利用者同士の距離を確保するため、テーブル形状を変えること、券売機を食堂外に設置するなどメイン動線の幅員を確保し、動線を整理する必要があると考えられる。②図書館では座席・コーナーのレイアウトを見直し、窓際座席の増設、コーナー配置の移動・増設などが必要と考えられる。
(文責:堀口智哉)

c0028578_17594297.jpg渡辺 倫子 Rinko Watanabe





活動実態からみた低年齢児の保育室空間のあり方
-食・寝・遊が分離された保育所におけるケーススタディ-


*研究目的*
食べる・寝る・遊ぶ場所を独立させる保育所が近年増えているが、求められる空間構成や活動実態については既往研究の蓄積が少ない実情にある。本研究では0,1歳児を対象として、食・寝・遊が分離された保育室空間の活動実態を明らかにし、空間のあり方とその留意点を整理することを目的とする。
*研究方法*
調査対象園としてK園を選定し、行動断面調査と行動追跡調査およびヒアリング調査を各1回実施した。
*まとめ*
①生活スペースは食・寝・遊それぞれからのアクセスが集中するため、開放的かつ保育室空間の基点となる位置に配置配置されていることが場面転換の円滑化に貢献している。②食べる場所と寝る場所の明確な分離によって子どもの生活リズムに対応でき、かつ衛星的な環境を整えている。③遊ぶ場所は行為と集団編成から6つのタイプに分類され、遊び道具が用意されたコーナーと多目的な空間の組み合わせが好ましい。
(文責:堀口智哉)

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